Pentax Pino 35S DATE
Pentax Pino 35S DATEというカメラがウチに転がっていたので
どんなスペックなんだろうと調べてみましたが
同じものが見つかりませんでした
輸出用のモデルのはずで(ウチのも海外で購入)
デートなしのモデルは情報が少しあります
Pentax Pino 35S
http://www.collection-appareils.fr/pentax/html/Pentax_pino_35s.php
フランス語なのでチンプンカンプンです
よく似たものを探すとPino WHITE DATE/BLACK DATEというのがありました
こちらにスペックがあります
資料室・性能表 ペンタックス/PENTAX Pino WHITE DATE/BLACK DATE
http://www1.kiwi-us.com/~mizusawa/penguin/CAMEdata/pentax/pinoWB.html
ルックスも色が違うだけでほぼ同じなので(画像は見つからないので略)
これの輸出モデルだと思います
シャッタースピード、フォーカス固定でフイルム感度によって絞りを変える
ちょっとだけ高級な「写ルンです」みたいなカメラですね
(あ、巻き上げも自動です)
このたいしたことない(!)カメラに関心を持ったのは
フラッシュが壊れてて発光しなくなっていたからです
理由は以下に
このカメラ、GOKOのOEMで(たぶん)、GOKOが特許を持ってる(はず)
フラッシュ時の焦点移動と絞り込んでのフラッシュマクロが搭載されています
で、だいたいのスペックはこんなかんじ
撮影距離 |
固定焦点 1.3m〜∞(フラッシュ撮影時0.45m〜4m、マクロ含む) |
シャッター |
1/125(固定) |
絞り |
通常 ISO100、200/400/1000、1600=F8/F16/F22 |
フラッシュ ISO100、200/400/1000、1600=F3.8/F8/F16 |
|
マクロ ISO100、200/400/1000、1600=F16/F16/F22 |
ISO400のフイルムを入れて1000、1600のところに合わせておけば
晴天の屋外で使えそうですよね?
絞りを開く方向にはフイルム感度やフラッシュONポジションで対応できそうです
ここで気になるのは「はたして被写界深度に納まるのか?」です
「通常はISO400のフイルムで撮影する(=F16)」というメーカー設定だと仮定して
許容錯乱円径0.033mmとして35mmレンズで撮影距離が1.3m〜∞になるようにするには
3mにピントを合わせればいい計算になります
なのでおそらくピント位置は3mだと思います
フラッシュ時のピント位置は2.8mくらいかな?
マクロ時は0.55mくらい
長々と書きましたがこれらのスペックを頭に入れておけば
ISO400のフイルムで晴天屋外なら1.08mから無限遠までのパンフォーカス、
プラス側に補正も効き、場合によってはピント合わせもできる
なかなか使い勝手のいいカメラとなりそうです
まだ使ったことがないので
肝心の写りがどうなのかはわかりませんが(笑)